健やかに過ごしたい

関西が呼んでいる。

君の声がする リューン~風の魔法と滅びの剣~ 観劇記

大橋和也くんを好きになって約半年が経過した。
(えっ?まだ私半年しか好きじゃないのか…この半年濃過ぎん?)

私が大橋和也くんを好きになった経緯はこちら☟


なにわ男子として活動する大橋くんに感じる魅力は
日を追う毎に増すばかりだ。
そんな折、2019年7月
大橋和也くんを好きになった以上
通過の儀として行かねばならぬ現場ができた。
それが
リューン ~風の魔法と滅びの剣~
である。

今更なのは重々承知だが、
あの日あの時感じたこと
忘れたくないのでここに記していきたいと思う。
メモ書きのような文章でかたじけない。


それではよろしくお願い致します。


今回のリューンは2018年の初演後
ファンの熱い再演希望に応え実現した。
(この点でも要望をしっかりと伝えれば叶うことがあるんだと実証してくれているのが熱い)

あらすじをざっとお伝えすると

幼なじみのリューン・フローとリューン・ダイ。

2人は名前は一緒だが兄弟ではない。
共に10年前の戦争で両親を失った戦争孤児だ。
ある日、二人は伝説の「滅びの剣」を見つけてしまう。それによってリューン・フローとリューン・ダイの運命の歯車が狂い出す。「滅びの剣」を手に入れようと軍勢を率いて現れた大国の長・ダナトリアは、村を焼き払おうとするが、リューン・ダイはその剣を手にし、敵も味方も関係なく皆殺しにして消えてしまう。失意のリューン・フローは、友であるリューン・ダイを殺すための旅に出る。

あらすじだけざっとお伝えするとこんな感じ。

えっ?殺すための旅???
えっ?なんで………??(絶句)
リューン・ダイ(大橋くん)
リューン・フロー(丈くん)に殺されちゃうの……???

そして続々とリューンを観劇した方が陥る
リューンロスの様子をみると
とんでもない舞台の予感。

そんな期待と興奮を胸に観劇当日を迎えた。




幻想的なオープニングを迎え登場した
魔法の力をどこかで信じている内気な少年リューン・フローと、剣の力を信じ修行に励む活発な少年リューン・ダイ。
剣の力を信じるダイに対し、
「剣は人を殺すものだ、忘れないで」と自分の故郷や両親を戦争で奪われた時の幻聴が未だに聴こえるフローが忠告する。
この性格も正反対の二人の関係性を表す非常に重要なシーンがある。


ここでまずヲタクは涙したであろう。
(少なからず私はもうボロボロ泣いていた)
リューン・ダイの「そうだろ?」の言い方の優しさや
「約束する」と誓ったリューン・フローの強い眼差しが
ほんとに良すぎて…
後に、この言葉が
物語の重要なキーワードになっていくのであった。




戦争孤児の二人が第二の故郷として育つ場所
それがルトフの里だ。
序盤の楽しい食事の場面やリューン・フローが所属する
一角狼座(いっかくろうざ)の場面が本当に楽しくて
ルトフの里の民になりたいと思った方は沢山いたはず。


この時にリューン・ダイが
ひたすらパンをもぐもぐ食べてるシーンがあって、
食べてたパンはメロンパン・クロワッサン・丸いパン(丸いパンが主食)だったこと(ポニョみたいで可愛かったな~)

酒場で幼なじみエルカが酔っ払いに絡まれた時に
酔っ払いに対して「おい💢」って顔しながら
立ち向かおうとするリューン・ダイに
アラサーときめく オスオブ雄
(原文そのまま)
ってメモに殴り書きしてたので、
相当好きだったようですこのシーン私。



物語の中で、
1は"独占" 2は"対立" 3は"調和"
と歌う一節がある。
フローとダイにおいて欠かせない存在が
幼なじみのエルカだ。

いつも3人仲良く過ごしている中、
彼女のちょっとした出来心がきっかけで
長く封印されていた滅びの剣を抜いてしまい
物語が大きく動き出す………。
時同じくして大国カダ王国の長ダナトリアが
滅びの剣を狙い忍び寄るのだった。
ここから辛くなっていく…


封印が解かれてしまった滅びの剣は
一度持つと剣に棲む魔物に取り憑かれ
自分の意思と反して人を殺めてしまう恐ろしい剣だった。

そんな折、カダ王国は平和なルトフの里を襲撃しはじめたと知らせを受けリューン・ダイは居てもたってもいられず
滅びの剣を手にし、カダ王国の軍勢のいる場所に向かった。
実はこのカダ王国がリューン・フローとリューン・ダイの
故郷を滅ぼした国で、ダイはもっとあの時自分に剣の力が
あったならと自負の念を背負って生きてきた。
だからこそなにふりかまわず滅びの剣を握り
立ち向かうが、自分の意思に反して
敵味方関係なく皆殺しにしてしまう。

滅びの剣を握り魔物に取り憑かれたリューン・ダイが
笑いながら人を斬っていく表情と、
一瞬我に返ったときに止めに入った
リューン・フローに対して
俺じゃない!俺の意思じゃない!と言わんばかりに
必死に首を振りながらも仲間を殺めてしまったことを悲しみ、
フローの肩に顔を埋めるリューン・ダイの表情の変化が
本当に辛くて涙が止まらなかった。切なかった。

そんな制止も虚しく、また魔物の人格に変わったダイは
人を殺め魔物と共に姿を消してしまう。
平和だったルトフの里が一瞬にして無残な姿と化してしまった。


ルトフの里の仲間を多数失い、
そして兄弟のように育ったリューン・ダイも姿を消してしまい
失意のどん底に落ちたリューン・フロー。
二人の師、ダイス先生より
滅びの剣に取り憑かれた者は剣の奴隷となり
死ぬまで人を斬り続けるしかないことを告げられる。

そしてリューン・フローは
自分が身を呈してリューン・ダイを殺しに行く旅に出ることを決意する。そう、

この約束を果たす為に、兄弟のように育った相棒を
殺しにいくのだ。泣けないわけがない。嗚咽だった。

幼なじみのエルカ・魔法使いの見習いファンルンと共に
大海原を出てリューン・ダイを探す旅にでるのだった。

このシーンの最後に風の舟という歌を歌うのだが、
その時にフローが風を通じてダイの声が
聞こえたような表情をするんですね………
それがもう本当に…切なくて。
どんな気持ちでこの旅に出たんだろうって
想像しただけでも堪らなくて嗚咽のまま一幕の幕がおりた。


ここまで書いて見ましたが、
しんどい…………こんなにしんどいなんて
聞いてないぞ(嗚咽&嗚咽)
幕間はただただ呆然としていた。
当時のわたくし☟



お察しの通り荒ぶっておりました。懐かしい

抜け殻の状態のまま二幕へ…



剣の魔物に取り憑かれたリューン・ダイは
魔物に支配されていくのだが、
魔物に呑み込まれながらも出てくるダイの表情
それを交互に切り替えてくるから本当にすごくて
最後に完全に呑まれたときの憑依感は鳥肌が立った。
大橋くんの持ち味であるしなやかな動きが魔物の獣を表現し、
殺陣のシーンでは笑いながら目の前のものを斬っていく…

(この表情ヤバくないですか?ゾクゾクした)
影の演出も相まって、魔物と一体になっていく
リューン・ダイをただただ恐ろしく感じると共に
この役を演じきる大橋和也の可能性にワクワクした。



物語はクライマックスに向かって行くが、
この物語で大きく描かれているのは
リューン・フローの変化だと感じた。

一幕では最初にエルカが滅びの剣を抜いたとき、
手も足も出ず立ちすくんでいたフローが
二幕では、満身創痍になりながらも
相手に立ち向かう。自分の身体の一部を失ってでも…。
その迷いのない姿に敵対するダナトリアも
恐ろしいと思ったくらいだった。
でも彼はひとえに
リューン・ダイを救いたい。
あの時交わした約束を果たすのは自分だ。
その想いだけで身を呈して向かうのだ。
その真っ直ぐさがダナトリアには
恐ろしく感じたのかもしれない。

このシーンは観るもの全てを引き付け
息をするのも苦しくなる見せ場だった。
あの時の藤原丈一郎の求心力は凄まじいものだった。
自分があたかもリューン・フローの身体の一部に
入り込んでしまったのかと思うくらいに
苦しくて、切なくて、素晴らしい演技だった。
凄かった。


そして遂に対峙する
リューン・フローとリューン・ダイ。

剣を振りかざすリューン・ダイに対して
剣を置き両手を広げるリューン・フロー。

フローはダイを剣で止めるのではなく
自分の身を呈して止めることを選んだ。

彼は交わした約束を最後まで守り抜いたのだ。
苦しいくらいに真っ直ぐな
リューン・フローの決意に
会場中は涙で包まれた。私も号泣。

もっと細かく書くべきなんですが
ごめんなさい、私の語彙力が限界でした………
とにかくあの瞬間会場全体がリューンの世界に
引き込まれたのは間違いありませんでした。



リューンは本編も素晴らしいのですが
カーテンコールが愛に溢れていて本当に好きだった。
カンパニーが勢揃いし三つのかまどを歌う姿が
多幸感に溢れていて、周りを見渡すと
涙目になりながらと笑顔のお客さんが沢山いて
それだけでどれだけの人の心を掴んだ舞台なのか
物語っていた。
そして座長として挨拶をする丈くんと大橋くんの
とても頼もしくも普段の丈橋が垣間見える挨拶が
愛おしくて、好きになって良かったなと心から思った。
リューンに出逢えて本当によかった。



リューンは映像化が前もってないことを
アナウンスされている舞台の為、
残念ながら映像で振り返ることができません。
だがしかし!
世の中には天才が沢山いまして、
あの時の感動をもう一度思い返すことはできます。

まずお一人目 詩ちゃんが
リューンを文字起こしして下さってます。
本当に凄い。 読んでて涙滲んでくるくらいの再現率


私の文章では言葉足らずすぎるので、
是非詩ちゃんの記事を読んでリューンの世界に
入り込んで頂きたいです!

そして、リューンの魅力として
もう一つ欠かせないのが音楽。
しかし、こちらも音源化されておりません(泣)
しかしこれもまた素晴らしい才能が

お二人目 お銀ちゃん


なんと耳コピでリューンの音楽を
再現してくれてます!
あのとき涙した音楽達がまた聴けるんです。
ねえ、皆さん才能に溢れてすぎてませんか?
天才すぎ………!
詩ちゃんの記事見ながらお銀のツイートで
リューンの世界に行くことができるんです。

そしてこの2つの才能を見て

「リューン…観たいな」
と思った貴方。

可能性はまだまだあります!!
(有識者にお知恵を拝借しました)
思い出してください。この舞台は
ファンの熱い再演希望に応え実現した
舞台です。きっと叶うはず…!
①制作会社・ジャニーズファミリークラブに
感想・要望を伝える。

ダイレクトに感想や要望を伝えるのが
一番伝わりやすいということを
ヲタクになってから学びました。
リューンの場合だと、制作会社さんのCUBEさんと

ジャニーズファミリークラブに伝えるのが有効のようです。
※ お問合せ種別「その他」→「ご意見・ご要望」を選択

ハッシュタグをつけて投稿

でも、メール送るのって中々根気がいることだと思うんです。
私もあまりマメに送れる方ではありません…(申し訳ない!)
なので、普段しているTwitter
ハッシュタグをつけて投稿するだけでも
伝わるのではないかと思います!
公式Twitter

今使われてるハッシュタグ
#リューン再再演希望
#リューン再々演希望

が多いようです。私もまたリューンが観たくなった時
ハッシュタグ付けて投稿してみようと思います。

以上、長くなりましたが
私のリューン観劇記を〆させて頂きます。
またいつかあの素敵な舞台を
観れる日が来ますように。

リューーーーーーーーン!!!